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2022/04/25 17:27



何度見ても惚れ惚れしてしまうウォールナット🥰

産地の違いでも色や杢の感じが異なりますが、好みはあれどどれも個々に素敵で流行りを超えて人気の続くウォールナット🌲


ウォールナットは木に詳しくない人でもどこかで聞いた事があると思います。


ですがきっと知る人の少ないウォールナットの人気の理由・歴史を少し今日はお話ししたいと思います😊


チーク、マホガニーと共に世界三大銘木のひとつに数えられるウォールナット。

紫色を帯びた深い暗褐色の美しい木目は世界的に評価が高く、高級材の代名詞となっています。

和名でクルミと呼ばれるこの材は、その美しさや品質の良さから、古くから家具やライフルの銃床など様々な用途で用いられてきました。

日本のクルミと比べるとウォールナットは全然色が違いますが😅


クルミ科クルミ属の落葉広葉樹です。

北米産ウォールナットの中で代表的なブラック・ウォールナットは、真正のウォールナット種のひとつで、主にアメリカ北東部(北米東海岸北部から五大湖周辺)に分布しています。

ウォールナット材の最大の魅力は、なんといっても紫色がかった暗褐色の深い色合いと、その美しい木肌です。製材直後の木肌は明るい色をしていますが、辺材と心材の境にあるフェノール酸化酵素が空気に触れることによって、数時間で濃い鮮やかな紫を帯びた暗褐色へと変化します。


ウォールナット材のもうひとつの魅力は、優れた加工性にあります。

 適度な堅さと粘りがあり、蒸し曲げに対する適性が良く、接着性にも優れています。乾燥後の温度や湿度による狂いが少なく、鋸断性、鉋削性ともに良いため、造形を美しく仕上ることが可能な材です。塗装性も良く釘の保持力にも優れ、狂いも少ない事から、精度が要求される椅子などに多く用いられました。

高貴な印象を与える独特の杢などの美しさと相まって、富の象徴として王族や貴族の間で愛され、艶やかなビクトリア調やロココ調家具となったのです。ヨーロッパの家具市場では、ウォールナット材による製品が人気を独占し、「ウォールナットの時代」と呼ばれました。

 時を越え、20世紀に入ってからもイームズなどの有名デザイナーも、ウォールナットの無垢材を用いてデザインした椅子を発表しています。


こんな知識を持って見るとまた奥深さを感じてしまいます🥺

私たちの人生を遥かに超えた時をかけて成長した一枚板に申し訳ない仕上げはしたくないので、アトリエ一本道は加工・塗装全てにおいて日々進化し続ける努力をしております


そんなアトリエ一本道に是非一度、足を運んでみてください🍀